穂村弘の「ぼくの短歌ノート」 を読んだら、きっと映画が撮れる。
あんまり気張ると、なんにも書けなくなるので、
日記帳みたいなつもりで書くことにする。
最近、読んでる本の話。
「ぼくの短歌ノート」 穂村弘
穂村弘さんは気になっていたけど、
短歌に興味はなかった。
文庫になったので読んでみたら、
穂村さんのナビゲートがすばらしいのか、歌がすばらしいのか、
短歌の深みを覗き込んだ気がした。
例えば、以下のような歌。
よくわからないけど二十回くらい使った紙コップを見たことがある
四百円の焼鮭弁当この賞味期限の内に死ぬんだ父は
牛乳パックの口を開けたもう死んでもいいというくらい完璧に
脱がしかた不明な服を着るなってよく言われるよ 私はパズル
僕が映画監督なら、きっと、
この言葉から映画を1本作れるだろう。