ニッポンの雑誌デザイン!
日本の雑誌デザインを紹介する
先日、上海の友人麗さんに、
日本の雑誌をデザインと編集の点からセレクトして
紹介してほしいと頼まれました。
彼女が上海のいまどきオシャレな書店で、
日本の雑誌デザインを紹介する講演のためでした。
はじまりは漫画雑誌
僕の雑誌との関わりは、みんなにありがちな「少年ジャンプ」や「少年マガジン」、「少年サンデー」などの漫画雑誌。美大に行き始めて、「ポパイ」「アンアン」「流行通信」「美術手帖」などを知るといった感じ。
デザイナー心がうずき、二つ返事で快諾
昔の雑誌はよかった。
というと懐古主義になってしまうので、
いま発売中の本に限定しました。
すこし偏ったセレクトになりましたが、順不同で並べてみます。
ほんの一部ですけど。
気になったのは、年配向け(?)雑誌の内容の充実ぶり
「つるとはな」「孫の力」「A r n e」「暮らしの手帖」
「つるとはな」は、たしかライフスタイル系雑誌?「Kunel」クウネルの元編集長が編集しているし、「A r n e」は、イラストレーター大橋歩さんが編集している。どの雑誌も、大人の余裕というか、懐の深い雑誌だと思うんです。「暮らしの手帖」はその先駆けです。
逆に、今の若者向け雑誌がつまらないと思ってしまうのは、
自分がターゲットじゃないからかもしれません。
カルチャー誌、旅の本、地元情報誌などの中では、
「Spectator」「TRANSIT」「雲のうえ」が注目!
毎号、取り上げるテーマが興味を引きます。
雑誌は、発行部数も伸び悩んでいるようですけど、
時代を映すカルチャーとしての紙の文化は残ってホシイな。