村上春樹さんの海外版装幀は、もうひとつのワンダーランド!
村上春樹さんほど、海外で翻訳されている作家っているんだろうか。
ググると出てくる出てくる。
新潮社のHPはとても丁寧に作られていて、
作品ごとに海外版の装丁も紹介されている。
ブラジル
中国
フランス
韓国
イタリア
ラトヴィア
リストニア
モンゴル
ロシア
トルコ
タイ
まだまだある。
以下、村上さんの新潮社公式サイトです。
僕は、グラフィックデザイナーなので装丁に興味がある。
本屋に行けば、まちがいなく装丁で選ぶ。
村上さんのそれぞれの作品が、
海外のグラフィックデザイナーの手でどう料理されたのか。
想像するだけで楽しい。
ただ紹介してもつまらないので、僕の好みでランキングをつけてみる。
1位/チェコ コラージュの怪しいムードが惹きつける。
2位/アメリカ チップ・キッドさんの装丁は、文字から顔が透けてインパクト大!
3位/イタリア 日本人女性をイメージしてるのかな。おしゃれな感じ。
1位/インド 独特の文字と猫がうまく絡んでシンボリックで楽しい。
2位/スペイン これは写真の勝ち!
3位/アルバニア マグリットのようなシュールな世界観がそそります。
1位/ブルガリア ハードボイルドな卵!それがおかしい。
2位/イスラエル 北欧なムードのイラストがいい!
3位/リトアニア 謎解きみたいな装丁。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/04/08
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 8人 クリック: 25回
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1位/ボスニア ねじで作ったねじまき鳥がかわいい。
2位/アルバニア 火の鳥?アニメのようなイラストが新鮮です。
3位/ロシア 文芸的な装丁。物語の深さを感じさせる。
他にも、お気に入りはたくさんあります。
写真は荒木経惟さん。
まるで、古書のようなたたずまい。
それから、こんなニュースも発見しました。
その装丁がまたいい。
海外のファンの熱はすごいですね。
僕も、いつか、村上春樹さんの本をデザインしたい!
新作が出るたび、僕ならこうするのになと夢見ちゃいます。
村上さん、オファー待ってます。
あ、そう、僕の中の一等賞はコレ!
安西水丸さんの装幀です。