緊急事態宣言私日記21日目 糸井さんも、「いやぁ、弱ってると思いますね」と言っています。
いやぁ、弱ってると思いますね。
糸井さんもそうおっしゃってます。
僕も弱ってるとは言いたくないが、正直、弱ってる気がします。
一人の時より、家族といる時にそれを感じます。
いつもならスルーできるところができない。
ギクシャクしちゃう。
心に余裕が持てない。
旦那さんの妻へのDVが世界的に問題になってるようですけど、
おうち時間が必然的に増えて、
それもこの緊張感の中に閉じ込められる。
DVは許されることではないけれど、
起こるべくして起こっているような気もします。
手を出さないまでも、
選ぶ言葉がいつもより辛辣だったり、
攻撃的だったりするのも同じ。
糸井さんも
どうすればいいのか答えなんか持ってないけど、
悩みながら飯を食うのはやめろ、
今を生きろ！
なんてことがヒントなんじゃないか
としめてます。
以下、糸井さんのエッセイ、まんま引用です。
いやぁ、弱ってると思いますね。
じぶん自身も、それなりに弱ってることに気づきます。
戦国の武将だったら、そんなことは
言わないほうがいいのでしょうが、
ぼくは言ってしまったほうがいいと思うのです。
ほんとうに弱りきったら無言になりますけれど、
そんなところまではもちろん行ってないし、
正直に言えば、それなりに元気であるとも言えます。
ちょっと、いつも以上にやらなきゃという気持ちが、
強く出すぎてくたびれているのだと思います。
じぶんのたのしみを考えたり語ったりするよりも、
「わたしもがんばっている」と言えるように
緊張しながら仕事しているんでしょうかね。
じぶんのことも、ですが、みんなも、です。
みんな、というなかには、友人や仲間ばかりでなく、
たくさんの人が、それぞれに疲れていたり弱っています。
老いていても若くても、男でも女でも、
大人でもこどもでも、努力家でもサボり屋でも、
善人でも悪人でも、敵でも味方でも、
みんなそれぞれに、弱ってます、おそらく。
こういうときには、それがあるゆえに、
過剰に痛みに敏感になったり、弱いところをかばおうと
攻撃的になったりもするものです。
弱っているから、激しく強がったりもします。
だから世の中全体がギスギスしてきていますよね。
ぼくにも、どうすればいいなんて答えはありません。
答えがないから、あたりを見渡すわけです。
すると、もしかしたらとヒントになることがあります。
ごはんをよく食べて、よく寝て、よく遊んでいる人、
つまり元気なこどもや、犬、猫は、いるんですよね。
彼らは、弱っているぼくらとなにがちがうのだろう？
いまのところ、たぶん合ってる仮の答えはこうです。
こどもも、どうぶつたちも、「いまを生きている」。
先のことをは先のこととして、いまは、いまを生きる。
「先のことを考えながらいまを生きる」のではなくね。
「悩みながらめしを食う」みたいなこと、やめましょう。
この切替えができると、元気な大人になれそうです。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
「横になったら寝ろ、考えるな」というのもありましたね。
