名前コンプレックス。
操上和美
三國清三
佐藤豊美
図々しいとは思いつつ、憧れの方に自分の名前を並べてみました。
3人とも女性にまちがわれそうな名前であることに共通点があります。
敬愛する写真家、操上和美さん。
先日、お会いしたグラフィックデザイナーの方が繰上さんの写真集をデザインしたことがあり、女性に間違われやすいので名前をゴシック体でと頼まれたそうです。繰上さんの撮る写真の強さから、そんなことを気にするような方には思えませんでした。(デザイナーの方は、この名前は明朝の方が美しいと明朝を通したとか)
フレンチのシェフ三國さん。
NHKのきょうの料理で、久しぶりに拝見して、あまりの可愛さに大ファンになってしまいました。僕の知ってる「皿の上に、僕がある」の三國さんとは別人でしたが、とってもいい顔をなさっています。
彼は、清三、きよみ。耳で聞いたら女性だと思いますよね。
グラフィックデザイナーの佐藤豊美。
僕は、自分の名前がコンプレックスだった。特に10代の頃。女みたいで、どうしても好きになれなかった。嫌だった。
自分の名前が好きになったのは40過ぎた頃。あるクライアントに、佐藤が多いので「豊美さん」と呼んでもいいですかと言われ、そう呼ばれるようになりました。苗字でなく、下の名前。それがとても新鮮でした。
「豊美さん」
耳にするたび心地よくなってきたんですよね。いいかも!
もう一つ。初対面の方と名前の話をした時、「豊」かで「美」しいって、デザインやアートに携わる方にぴったりで素敵な名前ですね。そう言われ、目から鱗でした。あ、そうなのか。
自分の名前って、まさに自分なんだと気付かされた。
やっと、名前に気持ちが追いついたのかも。